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“2022年NICT 雪まつり実証実験” に参加

FXC株式会社は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT(エヌアイシーティー))(*1)主催の「超高精細映像遠隔配信実験2022」 において、

2月の札幌雪景色の映像を中心に、札幌、大阪、沖縄の各拠点を結んだ「2022年NICT雪まつり実証実験」に参加いたしました。

 

今回の実証実験は、JGN回線(*2)を活用し、HTB(*3)本社に設置したカメラからの8K非圧縮映像を各拠点へ中継しました。
今回公開した映像は、フル解像度の8Kカメラで撮影した超高精細映像となります。複数の8K映像(100Gbps超)の伝送を
ターゲットに、主な拠点間の接続は400Gbps回線を利用し運用実験を行いました。

 

 FXC株式会社は本実験に5回目の参加となります。FXC製の伝送装置「LE400T」が、北海道-1アクセスポイント(HOTnet(*4))と

北海道1DC(SINET(*5))間を400Gbps回線と100Gbps回線合わせて、500Gbpsで通信しました。札幌では、HTB含め計3拠点を

橋渡しする役割を「LE400T」が担いました。
また大阪では、「LE400T」が、近畿-1アクセスポイント(堂島)とグランフロント大阪(うめきた)間を400Gbpsの2回線と

100Gbps回線合わせ900Gbpsで通信し2022年NICT雪まつり実証実験ました。

※ニュースリリースPDF版

 

【実験の全体構成】

(画像提供:国立研究開発法人情報通信研究機構)

 

 

【LE400T構成図】

 

 

【LE400T について】

LE400Tは、1Uサイズで4x400G(最大1.6T)の伝送レート、EDFAアンプ、4chMux/Demux搭載により、最大35dBのバジェットを実現。

400Gアップリンクを100GbE、OTU4、400GbEと組み合わせて提供します。
LE400Tは、企業・キャンパス・クラウドコンピューティングネットワーク向けの大容量DCIの提供および、既存のOTN/DWDMインフラを400Gリンクで拡張することが可能です。

 

   

 

LE400Tは、「Interop Tokyo 2021」において、“Best of Show Award”のネットワークインフラ(光伝送装置装置部門)でグランプリを受賞しました。
“Best of Show Award”は、「Interop Tokyo 2021」の出展企業からエントリーされる新製品をICT業界有識者による厳正な審査を経て、優れた製品を表彰するものです。

 

≪審査員の評価ポイント≫
・400Gbpsを4波束ねることで最大1.6Tbpsの大容量通信を可能にする先進性
・EDFAアンプとミキサーを1Uサイズに搭載するという省スペース性

 

 

(*1)NICT…National Institute of Information and Communications Technologyの略称。NICTホームページ https://www.nict.go.jp/
(*2)JGN…NICTが日本国内及び海外で運用している、研究開発ネットワークテス トベッド。
(*3)HTB…北海道テレビ放送株式会社
(*4)HOTnet…北海道総合通信網株式会社
(*5)SINET…Science Information NETworkの略。国立情報学研究所(NII)が日本全国の大学、研究機関等の学術情報基盤として構築、運用している学術情報
ネットワーク。