“さっぽろ雪まつり”非圧縮8K 多重化ライブ配信実験に参加

2018/02/26

昨年に続き、NICT 主催の実証実験に、1U サイズで200Gbps 帯域をつくるFXC の超小型ADM ボックス「LE100AD」を提供

FXC株式会社は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)(*1)主催の実証実験において、2月に開催された“さっぽろ雪まつり”会場を基点に、大阪、香港、シンガポールなど複数の拠点を結んだ「超高精細8K非圧縮多重化ライブ配信実験」に参加いたしました。
今回の実証実験は、2月に開催された”さっぽろ雪まつり”およびシンガポールとの国際連携による同国からの超高精細8K非圧縮ライブ映像を用いて、複数の国際回線を使って映像の多重配信を実現したものです。 送信時に複製した映像データを複数の回線で同時配信することで、物理回線断時にも途切れることなく8K映像ライブ配信を行えることを実証するものです。
FXCは昨年に続き2回目の参加となります。実証実験では、FXC製の超小型ADM(*2)ボックス「LE100AD」が「さっぽろ雪まつり」会場の大通公園と札幌の研究開発用ネットワークテストベッドJGN(*3)の札幌コネクティングポイント(HOTnet)の間を1芯の光ファイバーで橋渡しする役割を担いました。(※100Gを1芯双方向で通信)

さっぽろ雪まつり
ニュースリリースPDF版

(*1)NICT…National Institute of Information and Communications Technologyの略称。
(*2)ADM…Add Drop Multiplexingの略称。アド/ドロップマルチプレクサ。 既存の高帯域幅データストリームに 複数の低帯域幅信号を追加する機能と、低帯域データ速度チャネルのトラフィックを、より高帯域の集合チャネルに多重、または分割するデバイス。他の低帯域幅信号をアドまたはドロップし、ストリームから削除してリダイレクトする機能も備えている。
(*3)JGN…NICTが日本国内及び海外で運用している、研究開発ネットワークテストベッド。

※実証実験の内容は、国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)のプレスリリースでご覧いただけます。
 「シンガポール-日本間で環太平洋マルチパスによる8K多重化ライブ配信を実施

◎LE100AD について

LightEdge100AD

LE100ADは1Uサイズという最小スペースで200Gの大容量通信を可能にし、拠点間通信の収容効率を向上させる光伝送装置です。LE100ADは標準の1Uサイズに基づいた200Gユニットであり、マルチレート、マルチプロトコルの10G/40G及び100Gサービスを2つの100GOTU4アップリンクに集約することを可能にします。
LE100ADの特徴は柔軟性とモジュール性にあります。次の3つの異なる方法にて、混合されたサービス(最大16)を多重化することが可能です。

・Point to Point
・1+1のプロテクションを伴ったPoint to Point
・リニア Add/Drop、リングトポロジー
 LE100ADは拠点間通信を通過するデータを暗号化することにより、セキュリティ上の利点も提供します。