導入事例

株式会社アドバンスト・メディア 様

事務所移転の際の新ネットワーク構築。課題は冗長化と社内ネットワークのギガビットイーサ化。

業種
  • オフィスビル
製品
  • L2+スイッチ
  • L2スイッチ
  • スマートスイッチ
  • PoEスイッチ
目的・課題
  • 簡素化
  • 帯域増強
  • サービス品質の向上

Data

社名
株式会社アドバンスト・メディア 
所在地
東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 42階
URL
http://www.advanced-media.co.jp/
導入事例/ソリューション集
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FXCの導入事例/ソリューションを1冊にまとめた冊子をダウンロードいただけます。

音声認識技術のリーディングカンパニー

ここ数年、日米の企業・研究機関を中心とした技術者により音声認識技術は飛躍的に発展してきました。
しかし、その認識率の高さは専門操作に長けたデモンストレータによる会話で達成されたものであり、一般のユーザがコンピュータに向かって話す自然発話に関しては依然低い認識率のままでした。
事前の学習、操作者のスキル、これらが、音声認識技術を実用化する際の最大の課題として長年挙げられてきました。
ところが、音声認識技術 AmiVoice は、ユーザのアクセントやイントネーション、そして話すスピードの違いにも柔軟に対応し、どんなユーザが発話を行っても、高い認識率を達成することができます。しかも、事前の学習・登録をまったく必要としないため、不特定多数のユーザが簡単に利用することができる、世界に類を見ない極めて実用的なエンジンです。
株式会社アドバンスト・メディアは、AmiVoiceを組み込んだ音声認識ソリューションの企画・設計・開発を行う「ソリューション事業」、AmiVoiceを組み込んだアプリケーション商品を提供する「ライセンス事業」、企業内のユーザや一般消費者へのサービスにAmiVoiceを提供する「サービス事業」を行っています。97年の設立以来、音声認識技術のリーディングカンパニーとしてその地位を不動のものとしています。AmiVoiceは医療、教育、エンターテインメント、議事録作成、コールセンターといったソリューションの領域で
使用され、特に医療分野では、現在導入施設数2500箇所(2008年3月時点)を超え、医療診断の効率化、導入効果は高く評価頂いています。

事務所移転とギガビットイーサ化に伴いFXC製品を採用

2008年2月に事務所移転をされ、その際の新ネットワーク構築の一部としてFXCの製品が導入されました。
新しいネットワークの課題は、冗長化と社内ネットワークのギガビットイーサ化でした。構成の一番上の階層には冗長化されたルータが入り、その下で安定して動作するギガビットイーサ対応機器を探していたところ、FXC5024、FXC5048XGが選定されることになりました。「ルーティング等はルータが全て賄うで、とにかく安定して信頼がおけるギガビットイーサ対応機器を探していた。」基幹スイッチ部分の他、回線冗長部分にもFXC5008が採用されました。
また、無線AP用のPoEスイッチにもES1012VPEが入っています。EES1012VPE採用については、部門および用途別にネットワークを分離することを前提としたため、無線経由での接続でも、ユーザがどこにいても気にすることなく自分のセグメントにアクセスができようパケットを透過してくれる機器であることも大きなポイントでした。
「今までは無線LANを使用する場所毎に使用するSSIDとパスワードを分けていましたが、導入したスイッチではVLAN IDを透過してくれるので、ユーザがどの場所にいても同じセグメントに接続できるように設定ができました。煩わしい接続先の切り替えが無くなり、ユ
ーザの利便性も増えました。」

また、将来的な802.1x認証導入なども見据えており、そのあたりにも対応している機器であることも選定ポイントのひとつだったそう
です。

FXC製品を使用した感想については、「動作面で大きなトラブルがなく安定しています」との声をいただいています。
導入効果についても、ギガビットイーサ化により業務へのストレスが無くなり、ユーザからの苦情等も少なくなったことから概ね満足していただけているようです。
Web管理画面でほとんどの操作ができる、直感的なインタフェースも、ぱっと見で操作が行えるため親しみやすいと好評を頂きました。

 

今後の課題はセキュリティ対策の充実

ネットワークの課題、FXC製品に対する要望などを伺いました。
「やはり一番の課題はセキュリティですね。」内部統制(J-SOX)やプライバシーマークへの対応などで、複数のシステムが動作している環境では、これらセキュリティ対策を含めたソリューション製品が安定動作するためにも、トラブルが起きにくいネットワークであることは非常に重要とのこと。
「不正PCを検出する機能などを、ソリューションやアプリケーションなどではなく、スイッチ自体が持っていてくれるとありがたいです。」そういった機能はWindows上で提供されることが多く、アドバンスト・メディアのような開発環境では、Windowsに限らずMacintoshやUNIX等の稼動も多いため、OSに依存せずにスイッチがセキュリティ対策まで行ってくれれば一番とのことです。
最後に、実際に業務を行われているオフィスを拝見させていただきました。
都会的で自由な雰囲気の漂うオフィス。
このオフィスで世界の音声認識技術をリードしていくソリューション、商品が生まれているのです。
煩雑さやストレスの無い安定したネットワークも、その業務を支える一つのツールと言えます。
これからもサーバ室内のFXC製スイッチが縁の下の力持ちとして、皆さんの力になっていってくれたら、と願います。

 

構成図

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