導入事例

国際医療福祉大学病院 様

業種
  • 医療機関
製品
  • L2+スイッチ
  • L2スイッチ
目的・課題
  • 帯域増強
  • 冗長化
  • 可用性

Data

病院名
国際医療福祉大学病院
所在地
栃木県那須塩原市井口537-3
URL
http://hospital.iuhw.ac.jp/
導入事例/ソリューション集
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FXCの導入事例/ソリューションを1冊にまとめた冊子をダウンロードいただけます。

複合的な保険・医療・福祉ゾーン

FXC製品をお使いいただいているお客様にお話を伺うため、今回は国際医療福祉大学病院へお邪魔しました。
国際医療福祉大学病院は、高度化する医療に対応する布陣と最新鋭の医療機器を整備した、栃木県県北の基幹病院です。外来及び手術部門を手厚くするとともに救急医療体制の強化をはかり、二次救急輪番病院、及び小児救急拠点病院として栃木県北の救急医療に貢献しています。
那須塩原駅から車で15分。広大な敷地に立てられた立派な建物に目を見張りました。病院の他、グループ関連施設である介護養護老人施設「マロニエ苑」、「にしなすの総合在宅ケアセンター」、特別養護老人ホーム「栃の実荘」等が隣接しています。これら施設により複合的な保険・医療・福祉ゾーンを形成されています。
また、大田原には国際医療福祉大学があり、大学附属病院として年間5,000人を超える学生の実習受け入れ、専門性に基づいた質の高い医療福祉サービスを提供されています。

 

地域の人々の健康を守る

エントランスを入ると、明るく広々とした吹き抜けのロビーに受付などがあります。
たくさんの患者さんがいらっしゃいますが、特にお子さんと赤ちゃんの多さが目立ちました。
アットホームで明るい雰囲気が漂う院内は、まさに地域の人々の健康を守る頼もしさが伝わってきます。
開院より一貫して、産婦人科および小児科の協力による高度周産期医療システムあるいはリプロダクションセンターの確立に力を入れられれているとのことで、産婦人科不足が問題になっている中、こちらの病院でのお産の件数は非常に多いそうです。
また、県北で唯一NICU(新生児集中治療室)を持ち、安心してお産の出来る病院として地域に根付いています。予防医学、特定保健指導にも大変力を入れられています。
病院内には予防医学センターや、会員制の健康管理クラブである那須メディカルクラブがあり、プールやスポーツジム、天然温泉などの施設も用意されています。

電子カルテ運用のための、高速化かつ耐障害性の向上

院内を拝見させていただいた後、ネットワーク導入について、国際医療福祉大学の関連会社である株式会社医療福祉運営機構の杉村様をはじめ、関係者の方々にお話を伺いました。
国際医療福祉大学病院は2007年2月より国際医療福祉大学の附属病院となり、栃木県の県北地域の拠点病院として地域医療に貢献してきました。
2009年11月に電子カルテシステムが導入されたことを機に、機能老朽化と高性能化の必要性から、ネットワーク機器の大規模な入れ替えが行われ、その際に多数のFXC製スイッチ(FXC5126、FXC5150他)及び取扱い無線LAN機器が導入されました。
ネットワークリプレイスにあたり、一番重視された点を伺ったところ、「重要だったのは、電子カルテシステムを運用するためのネットワークとして、高速化かつ耐障害性の向上」であったそうです。これらの点を実現するために、ネットワークの二重化およびフロアスイッチの高速化(1Gから2G)、スイッチ端末間の高速化(100Mから1G)が行われました。
また、病室でも電子カルテシステム、インターネットを利用可能にするため、無線LANが展開されました。

障害に対する信頼性の高い、快適なネットワーク

機器選定のポイントを伺いました。「当グループ(福岡山王病院等)で実績があり、機能に対する信頼もあったためFXCの各機器の導入を決定しました。」(杉村様)特に無線LANに関しては、看護士がバーコードを用いたチェックシステム(注射や点滴の誤投与
を防ぐため、患者さんのバーコードと照合を行う)を運用する際に使用されるため信頼性が第一であり、実績のあるFXCの無線LANシステムを選択されたとのことです。
また、将来的には入院されている患者さんがインターネットを閲覧できるよう、無線LANの開放も視野に入れられており、トラフィック増大を考慮すると、IEEE802.11n対応であるRFS6000の拡張性も魅力だったそうです。
導入されてからの感想は、「グループの導入病院と同様に全く問題無く、ネットワークにストレスを感じることなく使用できています。
より強固な冗長構成となったため、今後の障害に対しても信頼性が高くなり、安心して使えます。
無線LANは、ノートPCを80台導入しているのですが、同時アクセスによるレスポンス低下もないですね。」(杉村様)と、嬉しいお言葉を頂きました。
来年には新病棟が完成し、さらにネットワーク規模が大きくなるそうです。
そのため、今後はセキュリティ強化のために、ネットワーク監視装置の導入、またネットワーク監視カメラの導入なども考えられているとのこです。地域の皆様の健康を守る頼もしい病院、その運営を影ながらサポートしていけるよう、FXCとしても更なる品質向上、新製品開発に励んでいきたいと実感しました。

 

ネットワーク構成図

導入事例/ソリューション集
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