スパニングツリー(IEEE802.1s MSTP)を設定する 次項 » « 前項



コマンド

VLANの作成
vlan [ vlan-id(1-4094) ]
デフォルト
コマンドモード
VLAN 1が作成済み
グローバルコンフィギュレーションモード

スパニングツリーの有効化
spanning-tree
デフォルト
コマンドモード
無効
グローバルコンフィギュレーションモード

スパニングツリーモードの変更
spanning-tree mode [ mstp/rstp/stp ]
デフォルト
コマンドモード
mstp
グローバルコンフィギュレーションモード

MSTコンフィギュレーションモードへ移行
spanning-tree mst configuration
デフォルト
コマンドモード
mstp
グローバルコンフィギュレーションモード

インスタンスとVLANの紐づけ
instance [ instance-id(0-64) ] vlan [ vlan-id(1-4094) ]
デフォルト
コマンドモード
instance 0 vlan 1-4094
MSTコンフィギュレーションモード

MST名の指定
name [ name(word) ]
デフォルト
コマンドモード
使用ガイド
無効
MSTコンフィギュレーションモード
同じインスタンスを持つスイッチでMST名を合わせる

MSTリビジョンの設定
revision [ revision(0-65535) ]
デフォルト
コマンドモード
使用ガイド
0
MSTコンフィギュレーションモード
同じインスタンスを持つスイッチでリビジョンを合わせる

ブリッジプライオリティの変更
spanning-tree mst [instance-id(0-64)] priority [ priority(0-61440) ]
デフォルト
コマンドモード
使用ガイド
32768
グローバルコンフィギュレーションモード
4096単位で設定が可能

初期値

  • 無効

想定シナリオ

  • スパニングツリー(IEEE802.1s MSTP)を設定する
  • インスタンス1にVLAN10,20 インスタンス2にVLAN30,40を紐づける
  • インスタンス1をルートブリッジとする

設定例

FXC#
FXC(config)#
FXC(config)#
FXC(config-mst)#
FXC(config-mst)#
FXC(config-mst)#
FXC(config-mst)#
FXC(config-mst)#
FXC(config-mst)#
FXC(config)#
FXC(config)#
configure terminal
spanning-tree
spanning-tree mode mstp
spanning-tree mst configuration
instance 1 vlan 10,20
instance 2 vlan 30,40
name mst01
revision 100
exit
spanning-tree mst 1 priority 0

スパニングツリーを有効化
モードをMSTPに変更(デフォルト時は不要)
MSTコンフィギュレーションモードへ移行
インスタンス1にVLAN10,20を紐づけ
インスタンス2にVLAN30,40を紐づけ
MST名を設定
リビジョンを変更

インスタンス1のプライオリティを変更


備考

  • インスタンス毎にツリートポロジを作成することが可能

関連コマンド

  • スパニングツリーの状態確認
  •   show spanning-tree

  • スパニングツリーの概要確認
  •   show spanning-tree summary

  • MSTPの設定確認
  •   show spanning-tree mst configuration

  • VLANの範囲作成(100,110,121,122,123の作成例)
  •   vlan range [vlan-id(100,110,121-123)]