PoE死活監視 次項 »
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構成

STP

シナリオ

本機器のPoE死活監視機能(コマンド上ではPD Monitor)は、PD機器に対して指定した間隔でポーリングを行い死活を監視します。
一定回数未応答の場合はPD機器にフリーズ等の異常が発生したものとみなし、給電をOFF/ONして再起動を試みます。
今回は、1番ポートにIPアドレス192.168.1.155を持つPD機器(Wireless AP)を接続し、死活監視を行います。
ポーリングによる監視のため、PD機器にはIPアドレスの設定が必要です。
別セグメントの機器の監視はできません。

設定例

モード コマンド 説明
FXC5628PE(config)# interface gigabitEthernet 1/1 インターフェースコンフィグレーションモードに移動する
FXC5628PE(config-if)# poe monitor PoE死活監視機能を有効にする
FXC5628PE(config-if)# poe monitor host 192.168.1.155 対象のPD機器のIPアドレスを設定する
FXC5628PE(config-if)# poe monitor action reboot フリーズ等の異常を検知した場合にPD機器のリブートを行う
※アクションはデフォルトでreboot(再起動)です。

関連コマンド

モード コマンド 説明
FXC5628PE# show poe monitor [interface <interface-id>] ポートごとのPoE死活監視の設定を表示する
FXC5628PE# show poe [interface <interface-id>] PoEの使用状況を表示する
FXC5628PE(config)# poe supply <0-450> PoEバジェットを設定する
FXC5628PE(config-if)# poe monitor interval <5-300> PD機器に送信するICMPパケットの送信間隔を設定する
FXC5628PE(config-if)# poe monitor retry <1-10> リトライする回数を設定する
FXC5628PE(config-if)# poe monitor waiting-time <30-300> PD機器が起動する時間を設定する
FXC5628PE(config-if)# poe monitor action power-off フリーズ等の異常を検知した場合にPD機器への給電を停止する
FXC5628PE(config-if)# poe monitor action no-action フリーズ等の異常を検知する

その他、備考

本機器は、LLDPによる死活監視には対応しておりません。